こんにちは。税理士法人インディシーの福田です。
本日のテーマは、最近読んだ本ということで、先日、『夢をかなえるゾウ』を読み返しました。変わりたいと思いながらも行動できない主人公に、ガネーシャがときに厳しく、ときに温かく言葉を投げかけていく物語です。読み進めるうちに、自分自身が税理士業界に入った頃の気持ちや、日々の働き方をふと振り返るきっかけになりました。
ガネーシャは物語のなかで、「いきなり大きなことをしようとせんでええ。今日できる小さなことから始めるんや」と繰り返し伝えています。この言葉は、税理士法人の仕事にもそのまま当てはまると思います。最初から難しい専門知識を求められるわけではありません。領収書を整理したり、会計ソフトに数字を入力したり、期限を守って資料をまとめたり、そうした一つひとつの作業が信頼と専門性の基盤になっていきます。小さな積み重ねが未来につながるという点では、主人公が挑戦していく姿と重なる部分があります。
税理士法人の仕事は数字を扱う仕事のように見えますが、実際には「人」を支える側面がとても大きいと感じます。経営者の不安や悩みに寄り添い、判断材料を提示し、信頼関係を築いていくなかで、「助かりました」と声をかけていただく瞬間があります。そうした静かな積み重ねがやりがいになり、仕事への誇りにもつながります。
未経験の方にとって、会計や税務の世界は敷居が高く見えるかもしれません。でも、ガネーシャは「人はできない理由を探す天才や。せやけど、できるやり方を考える方が人生はおもろいで」と背中を押します。知識はあとからいくらでも身につきます。それよりも大切なのは、素直に学ぶ姿勢や、小さな努力を続ける力、人の役に立ちたいという想いではないでしょうか。
変化は、いつも静かに始まるものです。新しい分野に興味を抱いた瞬間や、なにかを学んでみようと思った時、それがすでに一歩目なのだと思います。税理士法人インディシーとしても、会計・税務の仕事に興味を持つ人が増えることを願っています。そのなかで、当法人のことを知っていただける機会があればうれしく思います。
『夢をかなえるゾウ』は、行動によって未来が変わることを、具体的なエピソードを通じて教えてくれる本です。「一歩を踏み出したときにだけ見える景色があるんや」という言葉を胸に、私自身も日々できることから続けていきたいと考えています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。これからも税理士法人インディシーをよろしくお願いいたします🙂
